活きハゼの刺身有ります
浜松に在住して3年。
昨年気がついたのだが、帰りのバスの通り道に魚屋があり、
この季節
「活きハゼ 刺身有ります」の看板を出してるのだ。
しかもどの魚の貼り出し文字よりも大きく。
確かにハゼの天ぷらは旨い。
きっと、「況や刺身をや」だ。
前に読んだ本でハゼの調理法の1つに刺身が紹介されていたが、
こんな小さな魚、素人が刺身とれるのか?と思った記憶がある。
しかし食べてみたい。
そうだ、自分じゃ無理なら市販ものを買えば良いのだ。
昨年からそう思っていたのだが、なかなか魚屋に寄れないまま、
いつの間にか魚屋のハゼの看板も消えていた。時期を逸したのだ。
そして
今年注意深く通勤バスから魚屋を見ていると、またハゼの看板が出ている。
満を持して先週の土曜に魚屋に行ったのだが、看板がない。
店の主人に話を聞くと、
市場のハゼの入荷は火曜と金曜のみ。
今年は数が少ないが、あるとすれば火曜か金曜。
あらかじめ電話して確認することを勧められた。
そして昨日、火曜日。
自分は仕事のため、嫁に買ってきてもらった。
魚屋さんは比較的若い(一応20代)うちの嫁がいきなり来てマニアックな「ハゼの刺身」と言うもんだから、
客がどんな魚を注文しているのか確認したかったのだろう。
「これで良いの?」目の前でビチビチ動くハゼを見せてくれたらしい。
ちなみに嫁は思わず悲鳴をあげたらしいが主人は無表情だったそうだ。
そうして買ってきた刺身がこれだ!
一人前、900円。
なかなかの値段だ。
バクバク食ったので正確な数は覚えてないが5匹分(10切れ)くらいあったと思う。
皿の隅のピンク色のはハゼの肝。
魚屋さんが「食べられますよ」と付けてくれたらしい。
刺身はこんな感じ。
大きさからそこまで大きなハゼではないのがわかるが、
これだけきれいに沢山肉がとれるのは魚屋さんだから出来る業なのだな。
プリプリの食感で臭みもなく旨い。
他の魚、鯛などに比べても劣らないと思う。上品な白身魚の味だ。
そして肝は甘味があった。
今まで魚の肝を生で食べたことなかったが、魚屋さんが出したものなら安心して食える。
珍味なり。
ハゼの刺身、試してみる価値はありまっせ。
ちなみに今回利用したのは中区鹿谷町の
魚三。
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興味のあるかたは火曜、金曜行ってみてください。
去年は年明けると、ハゼの看板が無くなってたような…
急げ
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