ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター 四国 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2014年11月30日

サワラが戻ってきた

11/30

明日から島根は雪らしい。
明後日は大雪の予報。

恐るべき山陰。

昨日今日はこんなに暖かかったのに。


昨日のテトラ際のシーバスの猛ラッシュが信じられず、今朝も行ってきた。
何気に今日も大荒れの海を期待していたが、肩すかしのべた凪。

これはこれで安全で良いか。


さて、肝心のシーバスだが、姿は見えるし追ってくる個体もいるが、活性は高くない。
やはり昨日が凄すぎた。完全にシーバスたちのスイッチが入った状態だった。


だが、確かに居ることは居る。
本格的にシーバスに絞って狙っても面白いかもしれない。


そして沖にジグを投げると以前のように入れ食いとはいかないが、時折釣れる。





この週末飛躍的に向上した自分のテクはこのタモ掬いだろう。
これテトラの波打ち際でやるとけっこう難しいの。

タモ自体が波の抵抗受けて持って行かれるし。


そしてまたストリンガーを使う機会が出来た。





これ本当にしょっちゅう使うのかなって買うのが不安だったが、何度か使う機会に恵まれている。
それだけ釣れるって素晴らしい事だ。

そしてこれも使う初めて使うこととなったナイフ



血抜き用に買ったのだが、これも買ったはいいが使う機会ないと嫌だなと思っていたが、活躍。
けっこう切れ味がすごくてビビった。というより切れすぎてちょっと怖い。


この週末釣って持ち帰ったサワラは7匹。


当分持ちそうだ。


そして釣り人が好きな腹の中の図





イワシかな。

水面泳いでいる姿は見えないが、海中にはいっぱいいるのね。





どのサワラも腹いっぱい食っている。
これ見てると常に小魚を捕食してるんじゃないかなと思う。

明るい間はどの時間帯でも釣れるし。
こんだけ泳ぐんだから、エネルギーも相当必要なんだろうな。


明日から12月。
過酷な冬の釣りにおいて、これだけ釣れてくれるなら楽しみに通うぜ。  


Posted by aiatosan at 16:06Comments(0)サゴシ

2014年11月29日

爆風とテトラポットとシーバス

11/29 

11月最後の週末。
久々にメタルジグを投げに行った。それも朝。

理由は二つ。

①先日マトウダイ釣りに行った時のことだ。メタルジグを投げてきた若者が自分の仕掛けをお祭りさせた際、少し話したのだが、
午前中はサワラが入れ食いだったと言っていた。まだサワラが回遊しているようだ。

②冷凍庫のサワラを全て消費してしまった。
ここ連日毎晩夜食にサワラの塩焼食ってて。
食べたいというより、天然の良質プロテインだなと気がついて。しかもカルシウム摂取にも最適。


…と①のように若者が午前中が爆釣と言っていたので、6時半に起きて行ってみた。
暖かい朝で松江市内の我が家はほぼ無風だったのだが、鹿島町に抜けると爆風。

7時着。

漁に出る漁船も皆無。
停泊した漁船の日の丸が強風によりあり得ない速度でバイブレーションしている。


波も白波がたちところどころテトラを超えたしぶきが宙を舞っている。


マジか…
釣り人自分一人。


しかし、海中も砂が舞っているようだが、海藻やゴミが押し寄せてきているわけではない=釣りは出来る。


一応、投げて帰ることに。


10分程無反応なまま投げ続けていると、立ち位置から5mほどのところで水面を漂うジグにバイトするような斑紋が出た。
魚の姿は見えなかったが。


これで集中力が回復し、再び投げていると竿が絞り込まれた。


お、何じゃいこれは…


寄せてみるとサワラ。
あ、ほんとにまだ居たんだ。


自分はテトラに立っており、そのまま抜きあげると、数秒間持ち上がりはしたのだが、ハリが外れ落下。
荒波にもまれ魚の姿は見えなくなった。


…しまった。数少ないであろうチャンスを


ものすごい荒波だが、釣れることはわかった。


その後投げ続けること10分近く。


アタリは無かったのだが、そのまま自分の立ち位置寸前まで巻いてきたジグに向かってシーバスがヒット!

食う瞬間シーバス特有の黄色がかった背が見えた。


めちゃくちゃ驚いた。


大きさは50㎝~60㎝くらいだろうか。

いままでここでサゴシを何十匹も釣ってきたが、シーバスが食いついたのは初めて。
足元で食いついたし、シングルフックだったため、バレるかと思ったが、取り込めるくらいまで寄せることが出来た。


しかしこのサイズの細長いサゴシならともかく、シーバスは抜けない。
かといって、水際まで下りると俺が死ぬ。

このままリールのベールを倒してその間俺がタモを持ってくればいいのか??

と考えていた時、ものすごい走りを見せたかと思うと、ラインブレイク。


しまった、PEをテトラに擦られたか??


と思うが、やられたのは6号のリーダー。


おそらくこれがテトラにやられたのだろう。


さすがにこれに懲りて、車から携帯用タモを持ってくる。
その昔、ブログを始める前、原付でも持ち運びできる携帯サイズの30㎝枠のタモを買っていたのだ。

今持ち歩いている目的は、魚を獲りこむというより、たまに夜釣りで電燈の下に泳いでくるワタリガニを掬うために入れているものだが…


釣り始めて1時間を経過していたが、バラしたとはいえ2匹掛かるということは悪い日ではない


時折、でかい波のシャワーを浴びながらも釣り続ける。
カッパを着てきて正解である。

こういう装備をしていなければ、釣れるチャンスがあったとしても帰っている。
やはりこういった最低限の準備というものが魚を釣る確率を上げる要素だと思う。


やはり投げていると時々魚がアタる感覚がする。
何度かアタっていたため、再度底まで沈めていると、ラインが走った。


っしゃー


釣れたよ


よいしょ





入れ食いの時はバラシ上等であれだけ粗末に抜きあげていたものの、これだけ慎重に抜きあげる日が来るとは。
しかしタモは便利だな。



とりあえずキープ。

追加でサゴシを狙う。



…が、この日自分は驚くべき発見をした。


先ほどシーバスをバラしたばかりだが、足元まで巻いてきたジグに何度もシーバスが出るのだ。
テトラの影から。


ヒラスズキの釣りの記事とか見てると磯に押し寄せた波のサラシが絶好のポイントであると読んだことがあるが、
まさにそんな感じ。

ヒラスズキではないが、シーバスがテトラ際の荒波がザバザバぶつかっている際で食ってくるのだ。

2,3度ではない。

5、6回くらいそれがあっただろうか。

ハリ掛かりもしたが、2度目のラインブレイクも味わった…


メタルジグしか持ってきていなかったが、もっとじっくり波際を漂わせるミノーとかあれば面白かったかもしれない。


午前9時を回って日も普通に出ている時間帯なのに、しょっちゅう、しかも足元で大胆に食いついてくる。
荒波のせいか、シーバスがテトラに押し寄せ、しかも異常なくらい高活性なのだ。

何年もシーバス釣りをしてきたが、こういう姿のシーバスは初めて見た。

しかし食わせはしてもなかなか取り込めない。
悶々としつつ、帰らなければいけない時間になってきたその時、再度シーバスが食った!


水際であったがきれいにフッキングしたようだ。


まあまあいいサイズだ。


テトラ際でかけるとラインブレイクが怖いのだが、何とか取り込み完了。





やっぱ海の釣りはタモいるわ。




肉厚のあるいいサイズだ。
何気にメタルジグで釣ったのは初めてかもしれない。

なおかつ、純海水で釣るシーバスも初めてに近い。


4月に一度汽水域のシーバスを持ち帰り調理したが、何となく臭さはあった。
しかし、一度海水のシーバスを試してみたかったのだ。

シーバスの味に期待しつつキープ。





なかなかの成果っしょ。

シーバスとサゴシの組み合わせが達成できるとはあまり想像していなかった。

そろそろ本格的な冬が来そうだが、島根はまだ楽しませてくれる。
本当に良い環境だ。


それにしても荒波+テトラポット+シーバスが重なるとこんな稀有な釣り環境になるとは知らなかった。


まだまだ知らないことが多い。
というよりある程度知っていると思い込んでいる自分が逆に不思議である。

やっぱり海釣りは面白い。  


2014年11月28日

釣りと費用のお話

最近釣りを始めた人がいる。
僕ほど好きではないにしても趣味にしている人もいる。

大概、楽しく話をすることが出来るが、いざ釣りにかけるお金の話になると違和感を覚えることがある。


「糸に2,000円もかけるのはちょっと…」

と言いながら、安糸を電車つなぎで結び合わせ、釣り場で仕掛けを投げるたびに結び目に絡まり、
いびつな音をたてながら糸が出ているリールを平気で使っていたり、

「趣味で始める程度なんで、これ(2000円台で買った竿・リールセット)で良いかなと」

言いながら、飛距離も出ないリール・竿を使った投げ仕掛けで足元のゴロタ石の向こうにさえ投げられず
根がかりを量産している姿をみると思わずにいられない。


その考え方違うんじゃない

と。


いや、確かに小学生や中学生の時はあなたたちの今やっているようなお粗末なレベルのリールとか使ってたよ。
電車結びとかやって。だって本当にお金無いですから。



けど、いい大人になってわざわざ車に乗ってガソリン燃やして釣り場まで行っているのに、
釣れる確率が低いそんな仕掛けで釣りに行く方が時間も金ももったいなくないですか?


と。


例えば飛距離があと10m伸びれば釣れる位置に魚がいるのに、明らかにそこに届かない状態の仕掛けで
わざわざ休日の時間を使って釣り場に来ることほどナンセンスなものは無いと思う。


逆に彼らのタックルで釣りへ行けと言われると自分は行かないと思う。
時間がもったいない。


別に2万円するリールや竿を買えと言っているわけじゃない。
ルアーもやるんだったら、4,000円台のPEくらい使わないとダメですよと言っているわけではない。


釣り場に立った時、最低限のチャンスをつかめる装備をしたらどうですか?と思う。


釣具を買う金がもったいないと言いながら、お粗末な道具で釣りに行くなんて逆にガソリン代の方は気にしないのだろうか。
釣れるチャンスもない道具で、海に仕掛けを捨てて家に帰る。

そのために車で出かける。


と、あくまで個人の考えなんで人それぞれ。
別にいいとは思うんですよ。


けど、他の人を釣りに誘っておきながら、自分は粗末なタックルで心が折れて帰りたいオーラを出して、
わざわざ時間を作って誘いに乗った人間の釣りまで止めさせるのはどうなんですかというお話。

  


2014年11月26日

泳がせ釣りは必ずしもアジでないとダメなのか

そう思ってハゼを釣って行ったが…





マトウダイは釣れなかった。

というか11月の終わりでハゼがどれだけ釣れるか心配だったが、短時間で思ってたより釣れた。



エビも試してみた。


川エビだけど、海中でもしばらくは活きている。





が、金魚サイズのアコウが釣れただけだった。





たぶんハゼでも釣れるんだろな。
通っていれば。

っていうか昼間アジが釣れねえもん。


そろそろハゼも釣れなくなる頃合いだろうが、あと何回か試すべきと思われる。

あと仕掛けってウキの方が良いのだろうか。
とりあえずぶっこみ仕掛けで投げ込んでいるだけだが。


試行錯誤。




泳がせ釣り…
餌の確保から仕掛け作り、色々手間が多いし、待ちの釣りのため時間がかかる。


釣れずに帰る時は「もう当分いいわ、この釣り」

と思うのだが、翌日になると次の週末の作戦を考える。


とりあえず本格的な冬になるまで、あと何回かチャレンジしてみるつもりだよ。  


2014年11月17日

サゴシの居場所は完全に見失ったが蛸ラバは見つけた

1カ月近く釣れ続けたサゴシ。
鹿島町の波止からはきれいに姿を消しました。


代わりに釣具屋でずっと探し続けていた蛸ラバを見つけた。


8月に全ての蛸ラバを失ってから3カ月…

あれ、たった3ヶ月か?

長かった。


色んなところへ遠出するたび、普段行かない釣具屋に寄って探していたが、案外身近な釣具屋にあった。
だから全部買った。





これ見つけたのがイカ釣りでも、タコ釣りでもない普通の仕掛けコーナー。

ジギングサビキの棚に置かれてたら普通わからないぜ、しかし。
サゴシでジギングに興味持ってなかったら、絶対見つけられなかったな。

そういう意味で色んな釣りを知っておくって大切だなと思った。
いやマジで。


せっかく手に入ったけど、初場所に使うのは止めておこう。
これ以上蛸ラバを見つけるのは、今度はいつになるかわからない。

思えばこの3カ月、この蛸ラバを失ってどれだけ俺は苦悩したことか。

カニヤスに始まり、



タコナベ



唯一名作となった「タコラー」



しかし、どれも蛸ラバには追い付かなかった。

一応全部釣れたけどね。








フッキング、操作性、タコを狂わせる魅力、どれをとっても専用機の蛸ラバが飛びぬけている。




思えば蛸ラバのすごさに気がついた時の俺は未熟だった。
まだPE1号や0.8号で使っていたんだから。

蛸ラバを失ってようやくPEを3号に替えたが、タイミングが遅すぎた。
何のトラブルもなければPE1号でも十分だが、張り付かれた場合や根がかりを考慮した場合、
PE2号以上は欲しいところだ。


それにしても
マルキューさん、蛸ラバの再生産は無いんですか。
熱望しているファンは少なくないはずでっせ。
  


Posted by aiatosan at 22:01Comments(3)ルアータコ

2014年11月16日

マトウダイチャレンジ 続編 

前回からの続き

あらすじ


マトウダイが釣りたくて釣りたくてたまらないaiatosan。
通常明るい時間帯のターゲットのイメージがあるのだが、出撃したのは金曜の夜。

そもそも夜でも釣れんのか

強風に苦戦するもアジングで何とかアジの確保し、
そのアジにチヌバリに付けてぶっ込むこと1時間弱。

ついに穂先に変化が現れたのだ。

その正体や如何に!!



---




爆風の中、置き竿にしていた一本目の道糸がピンと張っている。


明らかに水中で何か変化があったのだ。


しかし不安なのはそれ以上道糸が走らないのだ。
竿も何となく緊張しているだけ。

魚の気配がない。


イカか???


いや、さすがにもうアオリはいないか?


次に思いついたのはコチ。


投げで釣れるワニゴチの経験からすると、この魚は居食いをする。
どのタイミングでアワせて良いかわからないため様子をみることに。


…と、ふと数メートル離して置いた2本目の置き竿をみると、なにやらドラグが鳴いている




ジジジ、ジージー…


ジジジ、ジーージーー…



不規則に、そして想像以上に速いテンポでドラグが鳴く。
変な話、少し恐怖をおぼえる音だ。


ゆるゆるにしておいたドラグだが、竿先もそれに応じて曲がっている。



おお、これ来てんじゃん・・・


アジが何かに追われて逃げている走りなのか、それともアジが食われて走られているのかわからなかったが、
こちらの反応は明らかに魚っぽい!


数十秒走っただろうか。


道糸がピンと張ったまま止まった…




ジ…ジー…




時々ドラグが鳴くくらい。


アジの口先にチョンがけしただけのぶっこみ仕掛け。
ちゃんとそれに食いついた大物の口にフッキングするだろうか。

アワせたいのは山々だが、すっぽ抜けるのが怖い。

恐る恐るドラグを通常に戻し、竿で様子を聴いてみる。


ん…重っ!


これ根に入られた?


ここは根の無い砂地だと思うのだが、非常に重い。


ジー…


自分が若干竿を持ち上げたのに反応しドラグが鳴る。


これ食ってるわ。
たぶん!


すっぽ抜けるのが怖かったが、アワせてみる。


グリグリグリ!


魚が走り出す。


おお、やったじゃないですか!


夜の活きアジのぶっこみ仕掛け。


何が掛かったのか想像がつかない
=ワクワク感が半端じゃない



ウナギの置きバリ仕掛けのワクワク感に似ている。


確かにルアーでも大型の魚は釣れる。
けど、活アジという、か弱い生き物を、しかも釣バリ一本だけ掛けて食わせるこの繊細さ。


何という不確かな釣りなのか。
これがバレてしまったら俺はどうしたらいいかい、シェリー…


ガチャガチャトレブルフックがついたルアーでガツンと食わせるのとはその心理的重みが違う。


下へ下へと持って行こうとする魚に負けじとゴリ巻き。
浮かび上がってきた魚を見ると、想像していたマトウダイに比べシルエットが…小さい。


あ…


こ、これは…







アコウ!(キジハタ)

デジカメ不調でイマイチな携帯カメラ映像。

意外な魚だった。
砂地に投げていたつもりだったが、アコウが釣れた。

夜は根に限らずウロウロしているのだろうか?


しかも今まで釣ったサイズよりも2回りくらい大きい。

なるほど、10㎝そこそこのアジを襲うとなればこのくらいな立派なサイズになるのか。 

妙に感心する。


肝心なハリ掛かりは、下あごの口先に何とかフッキングしているだけだった。
けっこう呑ませたつもりだったが、わからないものである。


うほほ、これでボウズは無しだ!


俄然強気になる。


そして最初に反応のあった一本目の置き竿は相変わらず糸が張っただけの状態。


さあーーー、こっちもブチ抜いてやるぜ!!


アワせると、こちらも根に張り付いたような手ごたえだったが、生物的な重みで浮き上がってくる。


な、なるほど、こいつか…





久しぶりに見たアレ。
わかるだろうか?

しかしそんなに大きくない。

…が、不思議なもので餌釣りで釣れると、何となくありがたみもある。

それにしてもよくこれが魚のハリに掛かったな。
リアルな餌だとそうそう離さないんだな。


持ち帰ることに。

これでめでたく確保したアジ2匹が完売したため終了。



家でちゃんと撮った写真がコレ。





アコウが35cm。
やっぱ20㎝台と10㎝違うだけで肉厚や迫力が違う。


それにしても初チャレンジながら良い結果が出たのではないだろうか。

餌のアジを二匹しか確保出来なかったが、打率10割。
上等過ぎるではないか。


狙っていたマトウダイは残念ながら出なかった。


けど、マイ・バイボー「川釣りの極意」等を執筆している西野弘章さんに言わせれば

何が釣れるかではなく、何かが釣れることが大切

なのだ。

それが身にしみてわかる。



aiatosanのマトウダイチャレンジは続く。






ちなみにマトウダイは夜釣りでも十分釣りあげることは可能なのでしょうか?
また活きアジ以外の特効餌の情報があればどなたかご教授ください。  


2014年11月15日

マトウダイチャレンジ・島根 11/14

先週、サゴシラッシュの時だった。

いつもの波止の一級ポイントに竿を出している地元のおじさんがいた。
2本竿を出していた。ウキとぶっこみ。

餌釣りである。
アジを餌に釣っていた。

そのおじさんが、自分のいる40分くらいの間だけでマトウダイ1匹と、ハマチ1匹を釣りあげたのだ。

というより、島根でマトウダイが狙えるとわかったことが嬉しかった。

羨ましいばかりの釣果なのに、ハマチを揚げて片づけを始めた。
訳を聞くと「餌のアジが無くなった」

「活き餌だったら、魚がいれば釣れる。だけど今年はアジを釣る方が難しい」

とのこと。

いやいや十分すごいと思いますよ、

と言っても

「あんたらのそれ(ジグ)と違って魚を騙すわけじゃないから、おったら釣れる」

とご謙遜。


---


この1週間俺の頭は「マトウダイ、マトウダイ…」だった。

そして待ちに待った金曜日、11/14

そうだ、平日、仕事だ。
なんの、夜釣りだぜ。

基本的にマトウダイは明るい間の釣りのようだが、いろいろブログを見ていると、朝日が昇る前の未明に釣りあげている人もいる。
そんな時間につれるのなら、21時、22時あたりでも釣れるんじゃないか。

それにアジの確保は夜の方がたやすい。

松江市街でも風の強い日だったが、自分の金曜のテンションには逆らえずいざ日本海へ。

海に出ると、案の定強風。
水平線にいつも見えるイカ釣り漁船の明かりも見えない。

しかし、幸い釣りが出来ないほどの爆風ではない。


やるしかないっしょ!


目星をつけておいた漁港で釣り開始。
たぶん21時過ぎだったと思う。

マトウダイの実績はわからないが、9月に夜、ヒラメが釣れたことはある。

これ↓




マトウダイは釣れなくてもヒラメが釣れる可能性はあった方が良い。


とりあえずアジングでアジの確保を目指す。
5分で一匹くらいは釣れるかと思ったが、苦戦。

20分過ぎてようやく一匹

しかし、掛かりどころが悪かったか、あまり活きが良くない。

バケツでそのまま弱らせるよりどうせ死ぬにしてもそれまで泳がせた方が良い。

とりあえず足元のゴロタ石をぎりぎり避けるぐらいの距離に投げ込む。
アジは一応泳いでいるらしく、道糸がフラフラ張ったり弛んだりしている。

よしよし。

そしてドラグをゆるゆるにして2匹目のアジを狙う。
とりあえず2本は竿を出せる準備をしてきたのだ。

ほどなく2匹目のアジが釣れる


このアジは活きが良いため、1匹目より若干遠投しておいた。
やはり道糸の緩急のペースが早く、元気に泳いでいるようだった。

よしよし。

この時点で時計を見ると21:55だった。
あと1時間、いや、2時間は粘れるな。

とりあえず最初に泳がせたアジが死んだ場合を考えて3匹目のアジを狙う。
泳がせで何も釣れなくても、餌のアジを大量に持って帰れば土産にはなるかな、と後は消化試合。

2本竿を出せたところでプレッシャーから解放されアジを狙うが、釣れない…

時刻22時25分。

2本目を投入してから30分。

ガタガタ震える寒さではないが、並行でやってるアジングで釣れないと飽きてくる。
そして思えてくる。

「やっぱ夜だったら釣れねえんじゃねえの…??これいつまでやるよ?」

いやいや、まだ一時間経ってない。
とりあえず自販機でいつの間にか130円になっているデミタスコーヒーをすすりながら一旦気分をリセット。


しかしアジは釣れないわ、置き竿をピクリともこないわ。


このまま釣れなかった場合、泳がせているアジを猫にやるのか、2匹でも持ち帰るのか
リアルに考えているその時、

死にかけたアジを付けた1本目の竿の道糸が強風の中ピンと張った状態で固定されていることに気がついた。



これ、もしかして…





そう、もしかして…





続く。  


2014年11月10日

ハゼより釣れる

11/8、11/9

鹿島町へ再度ジギング。
サゴシが釣れるようになって何だかんだ1カ月くらい経つのではないだろうか。

未だに沢山群がいる。
ほんとすごい時は底から水面までどこでもアタる。

11/8はスプーンでやっていたが、何と2回リーダーを切られた。
確かに鋭い歯で、これは切れることもありうるだろうなと思ってはいたが、この日はタイミング悪く2回やられた。

釣れて切れるんじゃなくて、しゃくってる時にフッと軽くなる感じ。
サワラがルアーを襲ってる時、フッキングしないバイトが知らぬ間にラインを傷つけているのだなと。

しかしそもそもリーダーが3号なのが問題だ。
少し細すぎる。

しかしちょうど良いリーダーがなかったため、次の日はシーバスでもめったに使わない6号のリーダーで行った。

スプーンのストックも無かったためかめやに真面目にメタルジグを探しに行った。
なかなか良いのが見つかった。



400円で安い!

結論から言うと、これはものすごく良く釣れる。

釣れ過ぎてアシストフックが切れた。



最初の2,3匹はこんな感じだったが、

だんだん怪しくなったが、まあ切れることは無いだろうと根拠の無い思い込みのまま釣り続け



あ、バレた!と思ったら切れてた。



一時間で、アシストフックの綱が切られるくらい釣れた。



もう持ち帰りは要らないので、陸に上げずに逃してます。
なので写真は少なめ。

そう、サゴシ狙いではなく、ハマチが釣りたいのだ!

何と餌釣りのおじさんがアジの泳がせで良い感じの青物(見分けがわからんのだが、たぶんハマチ)を目の前で釣っていた。
よし俺も!と投げまくったのだが、サゴシラッシュ。


止まらない…


言いすぎかもしれないが、群が入るとハゼより釣れる。

違うことと言えば、ジグをおもっきり遠投しているうえ、引きも強いから取り込みに時間がかかることだ。
それさえなければハゼ釣りを上回るペースで釣れるだろう。

それくらい釣れた。


けど、面白い発見もあった。


合わないルアーだと全く釣れないのだ。

こんだけ釣れるんだから、色んなルアーで釣ってみようと思い、ラパラのラトリンラップなんかを投げてみたが



信じられないくらい無反応。

何かの間違いやろ、と思いジグを投げるとまた釣れ続けるというね。


ちょっと乱暴な言い方すると、シーバスってどんなカラーでも釣れると思う。
拘らなくても。

経験上そう思う。

だから、何の魚種でもそんな拘らなくてもいいのかなと思いこんでいた。
しかしサゴシは合わないと、全く食ってこない。

あとダメだったのはパワーシャッドのピンク。

ワームで形もイワシのような細長い形だが噛みさえしない。
やっぱ色がポイントか?


また逆に、これで釣れるのかな?というレベルのルアーが爆釣を引き起こした。

this is it !





御覧の通り、スプーンを2つつなぎ合わせただけだ。
8gと10g。

どちらも単体だとサゴシ釣りには飛ばなさすぎる。
だから重量の観点からつなぎ合わせただけだ。

しかし、これが想像以上に良い動きをする。

前のスプーンと後ろのスプーンの動きがバラバラなの。
連動してないっていうか。

微妙に回転のテンポが違う。

たまたまこれは小さいのを前に付けたが、小さい方が小刻みに動き、まるでスピナーのようだ!


これにはサゴシも大興奮。

爆釣ですよ。




これはサゴシ以外にも絶大な効果を発揮しそうな発見だった。
眠っているイマイチなスプーンを2個以上お持ちなら試してみていただきたい。

シーバスやバスでも良く釣れると思います。


しかし、これだけサゴシが釣れるとさすがに冷蔵庫も消費しきれないくらい貯まってくるし、
人間は贅沢なものでもっと高級な青物を釣りたいわと思えてくる。

さて来週以降はどうしようか。  


Posted by aiatosan at 21:08Comments(2)サゴシ

2014年11月05日

アワビおこし



アワビおこしなるものを買った。
別名磯ガネともいう。

aiatosanは密漁がしたいわけではない。
カメノテが獲りたいのだ。



先日海に行ったついでに初めて自主採取をしたのだが、上手くいかなかった。
ハサミとペンチでやったが岩に張り付いたカメノテを無意味に傷つけただけだった。

調べてみると、磯ガネで奥から引き剥がすのが王道らしい。


なるほど。


ただの先が鉤状になった金属板のようだが意外と高い


500円くらいで売っていそうだが、だいたい相場は1200円。


アワビ獲るならいいけど、カメノテ採取にわざわざ1200円の道具か…と少し考え、
かめやではなく釣具のポイントに行くと700円台のも売っていた。

即決。



早く現場で試したいぜ。


いざ、タラバガニ味のカメノテ獲りへ。  


Posted by aiatosan at 20:25Comments(0)その他

2014年11月02日

ストリンガーを買った。

11/1

鹿島町漁港へサゴシ釣りへ。

前回このサゴシが微妙に大きく、入るクーラーが無かった。
そのため生まれて初めてストリンガーなるものを買った。





これもピンキリで、高いものはものすごく高いし、一番安いのは1000円くらい。
おそらく自分はサゴシ釣りにしか使わないため一番安いのを購入。


結論から言うとこれはものすごく役に立った。





また、ストリンガーが六本付いていてよほど大漁じゃない限り不要だが、サゴシ釣りではフル活用。

回遊魚のような時合のある魚の場合、一匹釣るごとに締めて、血を抜いていたのでは時間がもったいない。
とりあえずストリンガーにつないで海にほうりこんでおくだけでもだいぶ違う。

時合いが去った時にまとめて処理すればいい。



この日のベイトはイワシの他、





サヨリも餌になっていたようだ。
擦れがかりで掛かったくらいだからそうとう居るのだろう。


先々週初めて釣ってまだ2週間だが、この日は一番活性が高かったかもしれない。

サワラを釣る際、海面でボイルしていない限り、底まで沈めてからリーリングするが、
この日はジグが底に沈む前に持って行かれるほどであった。





ストリンガー一杯に釣ったあと、血抜きが終わったのから箱に入れていく。





最終的に持ち帰りはこれ





7匹。

一時間ちょっとの釣果。
陸からルアーでこれだけ釣れるってほんとすごいよね。

地元の人は午前中2~3時間ジグ投げてると20L のクーラーが一杯になったと言っていたが、普通にあり得る話だと思う。

前も書いたが、今まで自分の中にあったルアー釣り勘をブチ壊すような爆釣だが、
まだ自分のアドレナリンの放出は鈍ってないようだ。

2週間ぶりで相変わらず興奮しきりだった(笑)


悔やまれるのは思いっきり首を振るかなり重い青物を掛けたのだが、バラしてしまった。
アレは何だったんだろう?

サワラだとしても相当なサイズだと思われる。


この釣り、釣れなくなるまで毎週行きそう。


何度も言うが、島根は最高だ。
全国の釣り人の皆さん、人生に迷ったら島根に移住することをお勧めします(笑)  


Posted by aiatosan at 18:57Comments(2)サゴシ